報告者 : 丸山敏文 | |||
山名 | 比良山系白坂 | ||
ルート | JR近江高島ー長谷寺ー白坂(ガレ場にて講習) | ||
山行日 | 2011年12月4日 | 天候 | 曇り時々雨 |
参加者 |
リーダー:丸山 講師:染矢 サブリーダー:梅澤 男性:佐坂、小川、園上、中村 女性:徳田、岡本、樺山、上杉 |
コースタイム |
新田辺(7:10/7:23)−近江高島(8:59/9:15)−長谷寺(薬師堂)(9:30/10:05)ー白坂(午前練習)(10:38ー12:40)(昼食) (12:40/13:10)−白坂(午後練習)(13:10−14:10)−長谷寺(薬師堂)(14:50/15:10)−近江高島(15:28/15:39)ー京都駅(16:32) |
山行報告 |
湖西線で近江高島が近くなるにつれ雲が多くなり比良山を背景に虹がかかる。駅で車組の4人と合流し白坂に向かう。天気は小雨が降ったり止んだりと目まぐるしく変わった。白坂のトレーニング場のガレ場に到着。小雨の中、直ぐにアイゼン講習が始まる。 @ アイゼン装着練習(最初は素手と手袋を付けて) 山小屋にはアイゼンを付けたまま入れないので屋外での着脱で素早くしないと他のメンバーに迷惑をかけることになる。(5分内でのアイゼンの装着練習) ※アイゼンバンドは購入したままでは長いのでスパッツを付けた状態で切り揃えておく。 アイゼンには4本から14本あるが急坂ではキックステップで登るので12本は必要。 ピッケルの長さは横に持った状態で先端がくるぶしの長さに選ぶのが標準。 A
直登、直下降 斜面にフラットに足を置き、左右のアイゼンを引っ掛けないよう少し開き 姿勢は前かがみにならないよう真っ直ぐに。 B 右斜面・左斜面のトラバース練習 C 右斜面・左斜面のトラバース D
急斜面をキックステップで登る E 北斜面で自分のレベルに合わせた自由練習 講習のポイントは小川氏の感想文をお読みください。 |
アイゼントレーニングに参加して (復帰報告を兼ねて) |
小川弘二 |
7月第一週目の「白山」第二週目の「御在所岳」と夏山トレーニングに参加し、次は「釈迦岳」を経て「白馬」という段階で腰板(椎間板ヘルニア)となり、結局今年の夏山は泣く泣くキャンセル。 その後、整形外科に通い背骨のストレッチや電気治療・ウオータージェットやマッサージ等のリハビリに努めたが、中々直ぐには良くならず10月頃にはいけるかなと思って申し込んだ「秋山市民登山」にもキャンセルせざるを得ない状況でした。 やっと11月頃から早朝の約40分程度のトレーニングを経て11月末の「箕面ハイキング」に参加することができ、何とか皆に遅れることなく 又 腰の痛みもなく歩けたので今回のトレーニング参加させて戴いた。 家を出るときは天気がよく、わざわざリュックに入っていた傘を置いてきたのだが近江高島の駅に近づくに連れポツリポツリと零れだしてきた。又 比良山系にはきれいな虹がかかり我々を気持ちよく迎えてくれました。 高島駅で車組の佐坂さん達と合流しカッパの上だけはおり歩き始めたが10分ほど歩くと本降りになってきたので慌ててズボンも穿いた次第です。 登山口の薬師堂の前で柔軟体操を行い、登り始めたのですが天気が回復し暑くなってきたので途中でカッパを脱ぎ 歩き始めた途端 雨が降り出すといったややこしい天気の中を登り、トレーニング場所の白坂に着いたのが10時過ぎです。 昨年に続きアイゼントレーニングは2回目でしたが、昨年習ったことは全くといってよい位忘れており、今年の講師の染谷さんにアイゼンの付け方から指導して頂いた。 私が感じた講習での特に留意する点は 1. アイゼン装着時の姿勢(滑らない工夫が必要) 山側に向かって方膝を付きアイゼンを付ける方の脚を90度開いて安定した姿勢で装着に入る。 2. トラバースやゆるい斜面の場合はアイゼンの爪が雪面に食い込むよう足の底を出来るだけ雪面とフラットに保つこと(フラットフット) 3. トラバース時の足の向きは山側の足は進行方向に向け、谷側の足は傾斜に合せ下に向けて爪全体でしっかりと氷を掴む。 4. ストックを使用する場合はピッケルと同じような長さに縮め、トラバースする時は山側の手に持ち、しっかりと雪に食い込ませ 2点確保でバランスを取りながら進む。 これからアイゼンを使用する山行きのシーズンに入りますが、上記基本を忘れずに安全で楽しい雪山を楽しみたいと思います。 来年も宜しくお願いします。 講師の染矢さんやお世話をして頂いた丸山さんに改めてお礼申上げます。 |
アイゼンなしで登る | アイゼンを着けたら何処でも行ける | 名残惜しい白坂を後にする | |
写真提供 : 梅澤さん | |||